2012年7月3日火曜日

ラーメンの手打ち麺のレシピ

〔概 要〕

ラーメンの麺を手打ちで自作するレシピ。
以前玉子麺のレシピを紹介したが(2012年3月「「極辛麻婆らーめん」の自作レシピ」)、ラーメンの麺としては今回のレシピの方が本格的だ。
中華麺を作るときの添加物であるかん水の代わりに、重曹で代用する。かん水は少量の入手が難しいのに対し、重曹は手軽に入手できるからだ。
麺は手で切る切り麺。パスタ・マシンではなく、麺棒で生地を薄く延ばして包丁で切る方式。したがって、そのための道具(のし板、麺棒、駒板、蕎麦切り庖丁)が必要。

〔材 料〕 (一人分 できあがりの生麺で約180グラム)

強力粉 120グラム
水     60グラム (小麦粉の50%)
重曹    3グラム (小麦粉の2~3%)
塩      1グラム (小麦粉の1~2%)

〔手 順〕

手順1 重曹で代用かん水を作る
  
① 計量した水と重曹を鍋に入れて火にかける。
② 温度が上がると気泡(二酸化炭素)が出てくるので、出なくなるまで加熱し続ける(65度以上で1~2分くらい)。
③ 気泡が出なくなったら、火を止めて冷ませば出来上がり。
④ 再度計量し、蒸発して減った分の水を足す。

手順2 生地を作る

① 大きいボールに材料を全部入れて手で混ぜ合わせる。
*最初かなり粘るので、最初だけスプーンを使ってもよい。
*湿っている部分と粉のままの部分ができるので、なるべく水分が均等にいきわたるように混ぜる。
② ある程度混じったら、ひとつにまとめる。
③ まとまったら手のひらでボールの底に押し付け、平らに延ばす。これを二つに折り、また平らに延ばす。
折る方向を変えながらこれを4~5分間繰り返す。
④ 最後に丸くにまとめて、乾かないようにビニールの袋に入れる。このまま2~3時間おいて熟成させる。
*しばらくおいておくと、水分が全体にまわって滑らかな感じになる。

手順3 麺を切る

① 片栗粉を打ち粉にして、のし板と麺棒で生地を薄く延ばす。ある程度平らになったら、麺棒に巻きつけて転がし、さらに延ばす。
生地がだいたい30センチ四方になれば終了。
② 生地を二つに折る。間に打ち粉をたっぷり振っておく。
それをまな板に移し、さらに上から打ち粉を振る。
③ 駒板を当て、蕎麦切り庖丁でできるだけ細く切っていく。
*私は慣れてきたので、けっこう細く切れるようになったつもりだが、それでもまだ太麺~中太麺くらい。
④ 切り終わったら切断面に粉がまわるように手でよくほぐす。
*切断面がくっついたままの部分があれば、ていねいにほぐしておく。
⑤ 好みで縮れ麺にしたい場合は、いったんほぐした後また少し力を入れてひとつにまとめる。こうしてからほぐすと、縮れができる。

手順4 麺を茹でて盛り付ける

① 並行してスープを作り温めておく
*他ページにいくつかスープのレシピを掲載しているのでご参照を。
② 鍋に麺を茹でるためのお湯(1500cc以上)を沸かす。
③ 沸騰したらほぐしながら麺と投入する。
茹で時間は2分前後。麺の太さによって変わる。
④ 茹で上がりを見計らって、丼を温めておく。
⑤ 茹で上がったら麺をザルにあけ手早く湯きりをして丼に入れる。
⑥ 麺の上からスープをかけて出来上がり。

〔おまけ〕

切った直後の麺の断面は切り麺なので四角だが、茹でると円に近くなる。
また、茹でているうちに色も黄色になり、ラーメンの麺らしくなる。市販の麺ほど鮮やかな黄色ではないが、市販のものは着色料を使用しているものもあるらしい。
食感もかん水を使わないうどんや玉子麺と違って、コシに加えて滑らかさがありかなりいい感じだ。

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